名古屋アイクリニックで、ICLやレーシックの近視治療説明会に参加

nagoya eye clinic seminar 近視

強度近視、のり丸です。名古屋アイクリニック主催の近視治療説明会へ行ってきました。

説明会に参加した目的はICL(眼内レンズ)手術についての知識を得るためです。ICLについてはもちろん、近視の予防法やレーシック、スマイルといった近視治療手術についてなど、目に関する有益な話が盛りだくさん。「遠くが見えない」という深き悩みがある私にとり、それはそれは興味深い説明会でした。

なぜ名古屋アイクリニックまで行ったか?

のり丸は、兵庫県西宮市に住んでいます。どうして新幹線で往復12,000円もかかる名古屋アイクリニックまで足を運んだか。理由があります。

きっかけは、ICL研究会のサイトで読んだ記事でした。

(ICLを検討している人は「ICL研究会」で検索してみてください)

ICL研究会のサイトでは、「ICLを受けた眼科医にお話を伺いました」というシリーズがあります。

このシリーズにICLを受けた当事者として亀谷先生というドクターが登場されています。亀谷先生がICL手術をお受けになった病院が名古屋アイクリニックなのです。そして、亀谷先生は記事の中で、「名古屋アイクリニックの中村先生は信頼できる術者」とおっしゃています。

目の専門家である眼科医が手術を受け、そして推薦までする名古屋アイクリニック。これは信頼がおけそう。

とはいえ、ネットの情報を鵜呑みにすると痛い目あうぜぇ、というのが30代女子の経験にもとづく教訓。

ここは、名古屋アイクリニックを訪問して、この目で(メガネかけて)確かめよう。

名古屋アイクリニックの近視治療説明会

名古屋アイクリニックの最寄りは金山駅

Kanayama station

名古屋アイクリニックの最寄駅は金山駅(愛知県)です。西宮市からJR線を利用して1時間半で到着しました。

地下鉄も乗り入れていて、駅全体が金山総合駅とよばれています。

名古屋アイクリニックの場所は「金山総合駅の東口を出て目の前」とホームページで紹介されていましたが、駅の東口が見つからない(汗)

わたし、方向音痴?

しかたないので北口を出て、すぐに右に曲がり、1分も歩かないうちに名古屋アイクリニックのビルが見えました。

Nagoya eye clinic building

豪華なセミナー・ルームで説明会

ビルの3階が受付になっています。説明会の参加者はビルの4階にあるセミナー・ルームに案内されました。

部屋に入って驚き。高級ホテルのラウンジのような雰囲気です。

白の革貼りのソファー。そして、コーヒー、紅茶のマシーンがあって飲み放題。ああ、長居したい。

セミナー開始前に近視治療説明会の資料、そして、2018年の年次報告(病院の手術実績や設備を掲載)をいただきました。

Nagoya eye clinic annual report

セミナーの開始、中村院長のご登場

セミナーに先立ち、女性スタッフさんから直近の名古屋アイクリニックの実績の紹介がありました。

ICLの手術実績は2141眼とのことです。

手術をうける立場にとって、実績ってものすごく気になりますよね。

病院側から積極的に実績の情報を開示してくれる名古屋アイクリニックに、この時点ですでに好感をもちました。

いよいよ中村院長のご登場です。

温厚でダンディな感じの先生です。説明会では、次の話題について話してくださいました。

  • 近視のメカニズム
  • 近視の矯正方法
  • 近視進行予防
  • レーシック
  • スマイル
  • 老眼
  • ミドルエイジレーシック
  • ICL
  • 白内障手術

近視の進行予防について

予防法は近視が進みやすい子供が主に対象です。近視が0.3ほどの場合、

  • オルソケラトロジー
  • アトロピン点眼

の併用で、近視の進行をおさえることに役立つという研究結果が紹介されました。

それから、1日2時間以上の野外活動も子供の近視の予防に効果があるという研究結果があるそうです。

近視予防の話は子供が主体なので、30代の私にとっては遅すぎる。。。

でもでも、私には3人の子供がいます。彼・彼女たちには私のように強度近視にならないでほしい。

スマホやゲーム機が子供の身近にある現代。子供の視力を守るのは親の責任のひとつと私は考えます。

近視予防法の研究の話はとても参考になりました。

レーシックって失明しないの?

中村院長の話では、レーシックに関して「失明しませんか?」という質問がよくあるそうです。

以前(かなり前)、日本国内で、とある施設が手術道具をきちんと滅菌せずに使いまわしてレーシック手術を行い、手術を受けた患者さんが集団で細菌に感染し、なかには失明された方もおられたというショッキングなニュースがありました。私も覚えています。

しっかりとした医療施設でレーシックを受ければ失明することはない、という話でした。

コンタクトレンズの不適切な使い方の話

近視治療の話からすこしそれますが、コンタクトレンズを不適切に使用した結果、目に重大なトラブルが発症したケースの話がありました。

説明会のスライドにコンタクトレンズの不適切使用でトラブルが起きた目の写真が出てきました。

怖っっっ!

衝撃的な写真に背筋が凍りました。のり丸、こうした写真が大の苦手であります。

紹介された写真のようにひどい状況になってしまうと角膜移植しか治療の方法はないそうです。

コンタクトレンズを洗わずに何日も連続使用する、友達からコンタクトレンズを借りて使う。常人からしたら信じられないような間違った使い方をしている人(特に若い人)がいるそうです。

のり丸も、コンタクトレンズ歴は約20年です。その歴史の中では、コンタクトレンズを装着したまま寝落ちしてしまったこともあります。

ドライアイになった今では、コンタクトレンズしたまま寝てしまったという自分の過去も考えられない話です。

さらに言えば、コンタクトレンズの使用時間を最小限におさえるべきだったなと、後悔してもいます。

近視治療手術のCG動画

説明会では、レーシック、スマイル、ICLの手術の動画を見せていただきました。

CG動画なので、生々しい画像が苦手なわたしも、こちらは安心してみることができました。

動画で見ると、手術のイメージが湧きやすいですね。

説明会で質問と回答

説明会の最後には質疑応答の時間がありました。

この日の参加者は中年・高年の方が多かったです。ICLに興味をもっておられる方が多い印象でした。

(Q)視力検査で適切な眼内レンズ(ICL)の度数ってわかるものですか?

【回答】名古屋アイクリニックでは術前検査を3回行います。

(Q)ICL手術を受けることで、緑内障が進行するということはありますか?

【回答】ICLによって緑内障がおきやすくなるという報告はいまのところないです。

説明会の参加者の中に、緑内障を患っている方もおられました。この方もICL手術を希望されているそうでした。

(Q)ICL手術をすると白内障は進行するの?

【回答】眼内レンズを入れることで目の中の水の流れが悪くなり白内障が進行しやすくなる。

ただし、最近の眼内レンズは水が流れるように穴があいたタイプが主流。これにより、ICLによる白内障のリスクが低下した。

手術の適応があるかクイックチェック

セミナーの後、希望者は手術の適応があるかクイックチェックを受けることができました。

せっかく名古屋まで来たので、今回のセミナーとICLの適応検査を同日にしたかったのですが、1ヶ月前にセミナーを予約した時点で適応検査の枠はすでに満席。

クイックチェックは予約なしで受けることができました。

のり丸は、1ヶ月前に神戸にあるクリニックでICLの適応検査を受け、一応は適応アリの診断を受けました。

そのすぐ後に、網膜に穴がみつかってレーザー治療を受けたという経緯があります。

クイックチェックは待ち時間が短かった

クイックチェックのために、ビルの3階へ降りました。

何十人の患者さんが待合室にいたので、かなり待つことになるかと思いきや、クイックチェックはその名の通り、本当に早かった。

すぐに検査に呼んでもらえて、検査もマシーンをつかって数分で終わりました。

クイックチェックで医師の診察

クイックチェックは検査でけでなく、医師の診察もありました。

診察してくださったのは、説明会でお世話になった中村院長でした。

診察に時に、網膜の穴のレーザー治療をしたことを伝えると、

「近視の方は、なりやすいですからね〜」

とおっしゃていました。

私が西宮市在住ということで、ICL手術を受けるのであれば術後のチェックはもっと通いやすい病院を紹介可能といっていただきました。

西宮市から金山駅までの往復の交通費は12,000円。手術代に加えて、交通費もかなりの出費になるな、と考えていたので、術後の検診を自宅に近い病院でできたら本当に助かります。

中村院長と1対1でお話しさせていただく機会が持てたので、クイックチェックを受けて大正解でした。

授乳とICLについて

クイックチェクの時に、1ヶ月前に卒乳したばかりで生理はまだきていないことを先生に伝えました。

卒乳して生理が来てからICL、というのが一般的ですが、視力検査は3回するので生理がきていなくても屈折率は通常のときとそんなに変わらないようです。

私はスーパー心配性なので生理が来てからICLの適応検査・術前検査を受ける予定です。

心に残った中村院長の言葉

「どんな手術でも副作用は必ずある」

説明会の中で中村院長が(なにげなく)おっしゃたこの言葉が、心に残りました。

ドライアイで20年近くお世話になったコンタクトレンズが使えなくなった、のり丸。

私の場合、近視の度合いに対して角膜の厚みが足りないのでレーシックは不適応です。

一生、ビン底メガネ?と落ち込んでいたところにやってきたICLという選択肢は、暗闇の中に突如差し込んできた希望の光でした。

ICL手術受けたい
ICL手術受けたい
ICL手術受けたい

はやる気持ちでいっぱい。

でも。

本当に手術したほうが自分にとって良いのか、いまいちど落ち着いて考えてみます。

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